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蓮の花

蓮の花

第46号(2005年11月16日発行)

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皆さんは高野山に登ったことがありますか? 高野山は、およそ1200年前に、弘法大師によって開かれた、真言宗の総本山です。標高およそ900m。

先日その高野山に登ってきました。空気がきれいなんです。山の中だからきれいというだけではなく、透き通った感じ、清らかな感じがするんですね。きっと多くのお坊さんが一生懸命に修行をされていて、雑念が取り払われた世界がそこにあるんでしょうね。歩いているだけでこちらも心が清められ、癒される思いがします。

高野山の中心的なお寺である金剛峯寺で説教を聞いてきました。そのお話しを今日はご紹介します。

その説教は「蓮(はす)の花」についてのものでした。蓮の花は仏壇にも供えますし、お釈迦様が蓮の花の上にお座りになっていることからも、仏教とは深い関係がありそうです。いろいろな花がある中でなぜ蓮の花なんでしょうね。それを聞いてきました。

蓮の花には三つの徳があるのだそうです。

一の徳は「汚泥不染(おでいふせん)の徳」といいます。

私の家内の実家は兵庫県姫路市の勘兵衛町という所ですが、ここがレンコンの産地なんです。あちこちに真っ黒な泥田があります。この泥田こそがレンコン畑なんです。何でいきなりレンコンが出てくるんだよって思っている人はいませんか?蓮の地下茎がレンコンなんですよ。漢字で「蓮根」と書きます。覚えておきましょう。

蓮の花は泥の中に咲きますが決して泥には染まりません。清らかで美しい花を咲かせます。見事な花です。真っ黒な泥の上に咲いた花とは本当に思えないです。

今の世の中、戦争で多くの人間が殺し合うばかりでなく、家庭の中でも家族が傷つけ合うという痛ましいニュースが毎日のように報道されています。ドロドロと言っていい世の中かもしれません。しかしそこで生きている人間も蓮の花と同じように、泥(きたない世の中)に染まることなく清らかで美しく生きるていくことができるんだよってことを教えてくれているそうです。

 

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二の徳は「花果(かか)同時(どうじ)の徳」といいます。

蓮の花は不思議な花で、咲くと同時に花の中に実ができているそうです。普通は花が咲いて、雄しべの花粉が雌しべの先端(柱頭)について初めて果実ができてきます。花粉は風や虫たちの助けがなければ雌しべにつきません。でも蓮は自分の力でちゃんと実を付けることができる特別な花なんです。

そして花と同時に実ができているのは「発心(ほっしん)即到(そくとう)」を意味するのだそうです。

つまり何かをやろうと心に思うことで到達できるという意味です。行う前から先々の事を不安に思ったり、悲観的に考えるのではなく、心に決めたことを実行してみてこそ成功への道につながるのです。ここでも「思いは実現する」の心を感じました。

三の徳は「種子不失(しゅしふしつ)の徳」といいます。

数十年前にある遺跡で見つかった蓮の種子は約3000年前のものと判明したのですが、それを植えると見事に成長し花を付けたそうです。大賀ハスと名付けられたその花が教えてくれたことは、蓮の種子は何千年たっても間違いなく発芽するということです。

これは私たちの仏性(清らかな心と考えてください)は、いかなることがあっても死滅することは絶対にないということを表しているそうです。

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